ミカルディスを紹介する女性

数値定義される高血圧の治療のミカルディスとカリウム

高血圧は血圧が高い状態と捉えられていますが、医療の世界では厳密に定義がなされています。
血圧測定を行って得られた数値として、収縮期血圧が140mmHg以上または拡張期血圧が90mmHg以上というのが現在での定義です。
こういった基準となる値はしばしば時代に応じて変更されていきますが、血圧測定を行った際に得られる数値によって定義されているのが高血圧の特徴です。
そのため、高血圧治療では高血圧ではない状態を作り出すという明確な目標を立てることができ、降圧剤を使って血圧を下げるということが治療の一つとして取り入れられます。

ミカルディスは降圧剤として比較的安全性が高く、降圧効果も高いことからよく用いられているものです。
ミカルディスはアンジオテンシン2受容体阻害剤として知られており、腎臓の関与するレニンーアンジオテンシン系に作用して血管の収縮を抑制するというメカニズムにより血圧の低下をもたらします。
腎臓の負担を軽減することで腎臓の保護作用があるとされており、糖尿病を合併している患者ではミカルディスがよく用いられるようになっています。

血圧はナトリウムとカリウムのバランスで制御されている面が強く、降圧剤の中にはカリウムの排出が少なくなって高カリウム血症を生じやすいものもあります。
しかし、ミカルディスはそういった副作用が生じにくいことも知られており、特に腎機能が低下していてナトリウムやカリウムのバランスを取りにくくなっている患者に用いられることもよくあります。
しかし、安全性を考慮して定期的に血液検査を行うことによりカリウムの血中濃度を確認したり、腎機能や肝機能の障害の度合いを確認したりすることが推奨されています。